薄毛を気にされている方

薄毛の話をするうえで欠かせないのが、「髪はどのように作られるのか」を説明します。

f:id:takeshi10:20210209191240j:image 口から入った食事（栄養素）は胃や腸で分解酵素により細かく分解され動脈を通じて各臓器へ供給されます。

まずは生きるために重要な内臓器官や脳へと、その後必要に応じて肌や爪や髪などへ順次供給されていきます。 f:id:takeshi10:20210209192844j:image

　中国では髪は『血余』（けつよ）と呼ばれ、血（栄養素）の余りが行き着くところと考えられているそうです。実際に体の不調のサインは髪や爪などに現れることからも、そのようなことが言われているのだと思われます。 f:id:takeshi10:20210209215449j:image 髪を作る毛乳頭は、血管の末端の毛細血管と繋がっていて栄養をもらい、酵素の働きで髪を作り出しています。この様な流れで毛根が育ち、ようやく頭皮から髪が出てくるのです。そのプロセスで、毛細血管までしっかりと血液が流れていることと、酵素がしっかり働くことが重要です。酵素がしっかりと働くにはミネラルも必要だそうです。ミネラルが酵素のまわりにないと酵素が上手に働かないそうです。 f:id:takeshi10:20210209220624j:image そして4〜6年の周期で休止期と成長期を繰り返しています。人間の髪の毛は約10万本あることからすると日に50〜100本の抜け毛は普通のことなのです。それよりも問題なのは、細い抜け毛や頭皮から出てこないうちに活動を止めてしまう髪です。

ではどのような事が原因で脱毛が起こるのでしょう？一般的に言われるのが、「食生活」「遺伝」「生活習慣」「ホルモン」「ストレス」などです。

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『食生活』

髪に必要な栄養素は、タンパク質・Lリジン・鉄分・亜鉛やビタミンC、E・リコピン…。ミネラル分なども沢山とりましょう。

逆に、食品添加物を多く含んでいるインスタント食品などは食べてはいけません。人間の体は食品添加物を分解できませんが消化酵素が働き分解を試みてしまいます。その際に、先程の話に出てきたミネラルが使われてしまいます。不必要な消化にミネラルが使われて、髪の反応のところにミネラルが回ってこなくなります。

『遺伝』

うちは代々薄毛の家系だ！とか確かにあります。でも諦めないで！薄毛の原因のたった25%程度だそうです。

『生活習慣』

⚫︎規則正しい睡眠（22時〜2時に毛母細胞が活動することが解明されています）

⚫︎適度な運動（毛細血管の活動）

⚫︎喫煙（血管の収縮、ビタミンの破壊など）

⚫︎帽子やヘルメットを長く被る（血行不良、摩擦、蒸れて雑菌が繁殖しやすい）

⚫︎ヘアカラー・市販のシャンプー・朝シャンも良くないです。

ヘアカラーは頭皮や細胞を傷つけてしまいます。ヘナ等に変えましょう。

シャンプーについてはこちら💁‍♀️https://takeshi10.hatenablog.com/entry/2020/11/07/155250

⚫︎食べるのが早い　（栄養吸収が悪い、咀嚼が頭皮マッサージの役割も…）

⚫︎肉を食べ過ぎる（皮脂の過剰分泌にも）

『ストレス』

免疫力を低下させ、さらにストレスが加わると血管を収縮させて血流を低下させてしまいます。

『ホルモン』

本来なら髪を太くする働きのある「男性ホルモン」が「5αリダクターゼ」と言う酵素と結びつくと「DHT」という強い男性ホルモンに変化します。これが毛母の働きを弱めてしまいます。 f:id:takeshi10:20210209230902j:image いわゆる男性型脱毛症です。女性には関係ないかと言う訳でもなく、妊娠出産後、閉経後などに女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが優位に立ってしまうことも…。